広域警察(8) ― 2017年01月14日
土曜ワイド劇場は、高橋克典 主演の「広域警察」シリーズ第 8 作だった。
前作は去年の 2 月だった。
今回のゲストは、本田望結、子役がゲストというのは珍しい。
バレエ教室の発表会で偶然再会した 高橋 演じる 東 刑事のかつての恋人が殺され、その娘である 百合 (本田) を連れて、犯人を追う。
事件は、横浜 から 河口湖、さらに 西伊豆の 土肥 へと展開していく。
前回からだろうか、途中に遊びがなく、手堅いストーリーになっている。
事件の構図や犯人は、予想できてしまうのだが、見入ってしまった。
ただ、怪しげな人影が近づいたときに CM にきりかわり、CM 明けのシーンでは何事もなかったように続くような演出 (編集) は、違和感がある。
また、横浜 / 河口湖 / 土肥 の距離感がつかめなかったのが惜しまれる。
終着駅の牛尾刑事vs事件記者・冴子~森村誠一の“ラストファミリー” ― 2017年01月07日
しばらくブログの更新が滞っていた。
PC の HDD の調子が悪く、その換装と環境 (OS) のアップグレードを行っていたからだ。
正月休みを利用して、ようやく復帰することができた。
ということで、今年もよろしくお願いします。
今年はじめての土曜ワイド劇場は、森村誠一の「ラストファミリー」だった。
去年から「終着駅の牛尾刑事 vs 事件記者・冴子」が年始最初の放送となったようだ。
今回のドラマは、10 年前に週刊誌を騒がせた事件の「黒い未亡人」の転落死から始まる。
転落を目撃したという通報から、自殺と判断されるのだが、殺人を疑う 牛尾 刑事 の捜査や 冴子 の取材の情報から、次第に事件の真相が明らかになってゆく。
登場人物とドラマの展開から、事件の構図が見えてくる。
そして、最後にたどり着いた結末は、何とも悲しく切ない話に思えた。
新ヤメ検の女 2 ― 2016年11月26日
今週の土曜ワイド劇場は、賀来千香子 主演の「新ヤメ検の女」シリーズ 2 作目だった。
先週は出かけていたため、スペシャルドラマは見ていない。
前作は去年の 11 月、ちょうど 1 年振りの新作だ。
ドラマは、子供が救急搬送されるシーンから始まるが、それは身代金誘拐事件の犯人が自ら通報したものであり、現行犯で逮捕される。
そこで、弁護士の 葵あかね (賀来千香子) の出番となる。
容疑者と接見したときの様子、事件発生時の状況の不自然さから、何かを隠していることが予想される。
あとは、容疑者の過去と人間関係が明らかになって...
という具合で、事件としてもドラマとしても、これといった特徴はない。
ところどころに挿入される「お遊び」のシーンにしても、担当検事の 剣崎 (川平慈英) のウザさも、面白みは感じられない。
遊井亮子 さんが出ていたのは、よかった。
検事・朝日奈耀子(18)医師&検事~2つの顔を持つ女! ― 2016年11月12日
土曜ワイド劇場は、眞野あずさ 主演の「検事・朝日奈耀子」シリーズ 17 作目だった。
前作は 4 月だ。
ドラマは 22 年前に群馬県の水上温泉で発生した、旅館主人の転落死から始まる。
その後、現在に切り替わって、スーパーでレジ係 (清水美沙) が、マンションの屋上でタレント (吉井怜) を転倒させて殺した容疑で、東京地検に送致されてくる。
現場での不自然な振る舞いと、取り調べでの態度から、誰かをかばっていると推測できる。
こうなると、あとの展開は予想できてしまう。
過去の事件が調べられ、事件関係者の関連が明らかになるのに合わせるように連続殺人へと発展し...
犯人は、やっぱり、という感じだ。
お気に入りの女優 三津谷葉子 さん が出ていた。
いつもは、ちょっと嫌な (悪い) 女の役で、犯人側の人間だったり、殺されたりする役が多い。
今回も、タレント (吉井怜) の役でもよかったのかもしれないが、ちょっと健気な若妻の役だった。
この役柄、好きだ。
ABC 創立65 周年記念スペシャルドラマ 氷の轍 ― 2016年11月05日
今週は土ワイではなく、スペシャルドラマ 氷の轍 だった。
ドラマは、釧路の雪原で男が凍死させられる事件から始まる。
道警釧路中央本部の刑事である 大門 (柴咲コウ) と警部補の 片桐 (沢村一樹) が、その捜査にあたる。
被害者は、30 年前に管理売春で逮捕されたことがあり、その事件を担当したのが、大門 の父親だった。
さらに、元タクシー運転手が殺される別の事件が発生する。
捜査が進み、水産会社の女社長 (余貴美子)、そこで働く掃除婦 (宮本信子) など、関係者の過去が明らかになる。
ここまでくると、事件の構図がわかり、ドラマの展開も予想がついてしまう。
クライマックスは、姉妹が離ればなれになった過去と同じようなシーンという演出になっている。
「スペシャル」として、もっと何か違うことを期待していたのだが、ドラマは淡々していて、何かもの足りなさを感じた。
おみやさん とか スペシャリスト のような切れ味を期待したい。
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