幸せとは、いれたてのコーヒーの香り2016年03月26日

ブレンド・コーヒー

会社の帰りに立ち寄った本屋と同じフロア、というより本屋に併設されてカフェがある。
Book Cafe だ。
中をのぞいてみると空席があるようなので、入ってみることにした。
ブレンド・コーヒーを注文する。
ドリッパーやマシンを使っているお店が多い中、ここではサイフォンで入れているようだ。
カバンの中から Kobo を取り出して読書を始める。
本来は隣の本屋で買った本をすぐに読みたい人が利用するのだろう。
しばらくすると、ウェイトレスがコーヒーが入ったフラスコを運んできた。
カップに注がれるのを待って、一口。
うまい。
コーヒーの味などわからないと思っていたが、ほろ苦さの中にまろやかな酸味と微かな甘味が感じられる。
考えてみれば、去年までは毎朝 7 時に家を出て、帰りはいつも 11 時半過ぎで、会社の帰りにこんな風にのんびりとしたことなどなかった。
仕事が変わって経済的な余裕は少なくなったけれど、ほかにゆとりができたのかもしれない。
さらにもう一口。
静かにコーヒーが香った。

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