西村京太郎トラベルミステリー65 伊豆海岸殺人ルート2016年02月06日

土曜ワイド劇場は、十津川警部 のシリーズ 65 作目だった。
去年の 8 月以来およそ半年ぶりだ。
都内で発生したフリーカメラマンの殺人事件と容疑者の逮捕、その後に発見された西伊豆・堂ヶ島の不審死体、都内のホステスの殺人事件、これらはすべて繋がっていて 十津川警部 が奔走するという内容だ。
事件の真相には、過去の事故、そのときに偶然に撮影された「写真」が絡んでいて、復讐劇も予感させたが、結局は、人間ドラマとは無関係な動機と事件だったようだ。
東幹久、宮本真希、桜井淳子、秋本奈緒美 とか、けっこうな俳優/女優さんが出ていて、さすが長寿シリーズといったところだ。
細田善彦 くん、最近良く出ている。
女刑事、伴 杏里 さんの出番が多くなった。
今後メインで活躍する回があるだろう。

おみやさんスペシャル2016年02月13日

土曜ワイド劇場は、レギュラー放送されていた「おみやさん」のスペシャル版だった。
レギュラー放送も時々みていた。
今回は県警本部を舞台にキャストも変わったが、これまでの雰囲気はそのままで新しいドラマに仕上がっている。
現在の殺人事件が過去の殺人事件に絡んでいるというのは、良くあるパターンだ。
複数世代にまたがる母娘の愛憎劇というのも良くある話だ。
それらが、レギュラー放送に比べれば倍の時間があるせいか、事件の背景からじっくりと深く描かれていて、あらためて「おみやさん」なんだなあと感じる。
「スペシャリスト」のように展開が早いドラマもいいが、「十津川警部」とは違う「おみやさん」のようなゆったりしたドラマもいい。

幸せとは、改札越しに見つけた妻と買物袋2016年02月20日

先日読んだ本「ショート・サーキット」に影響されたせいか、小さな幸せ をテーマに追加してみようと思う。
それは、いつも身近にあったはずなのに気が付かなかったものであり (青い鳥)、近くを探してなければ、ほかのどこを探してもないもの (オズの魔法使い) らしい。
枕草子 の 清少納言 や 徒然草 の 吉田兼好 のようになれるはずもないが、マネすることくらいならできるだろう。
「幸せとは」は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンで有名な「ピーナッツ」(チャールズ・M・シュルツ) の "Happiness is a ..." シリーズにちなんだものだ。

買物袋

妻から「駅まで迎えに来てほしい」というメールがあった。
それほど遅い時間ではないが、「不審者がいるんだよ」と書いてあった。
市から配信された安心・安全メールからの情報らしい。
襲われるような歳でもないと思うのだが、迎えに行かないわけにはいかない。
駅でしばらく待っていると、改札の向こうに見覚えのある手提げカバンを見つけた。
「お食事会」に出かけた妻が帰ってきたようだ。
「ただいまぁ」というなり、手提げカバンを押し付けてきた。
持てと言うのだ。
不本意ながらも、いつものように受け取ってしまう。
「こっちは、おみやげ」
と言うもう一方の手には何やら別の袋を下げている。
「おいしいって有名な店で買ったんだから。」
お菓子のようだ。
「バウムクーヘンだよ。好きって言ってたでしょ。」
そんなこと言った覚えはないと反論する暇もないうちに、買い物自慢が始まる。
半ばあきれていると、
「帰ったら、食べようっと。」
と言い出す。
やっぱり自分が食べたいのだ。
帰り道も続く他愛もない話。
「何か言った?」
と不意を突かれる。
答えの代わりに、そっと妻の手をとった。

広域警察(7)2016年02月20日

土曜ワイド劇場は、高橋克典 主演の「広域警察」シリーズ第 7 作だった。
およそ 1 年半ぶりだ。
今回は、神戸から徳島、東京、大阪が事件の舞台だ。
遊びの部分が少なく、堅いつくりになっていた。
事件の構図や犯人は予想の通りだったが、久しぶりにじっくりと見入ってしまった。
ただ、十津川警部 シリーズ に似た感じになったように思うのは、気のせいだろうか。

特捜セブン~警視庁捜査一課7係2016年02月27日

土曜ワイド劇場は、新シリーズ「特捜セブン」だった。
殺人事件の捜査にあたる捜査一課 7 係のドラマだ。
江東区公園で警察官の死体が発見され、さらに別の警察官が襲撃されるという連続殺人へと発展する。
3 件目の事件の被害者は警察官ではなかったが、その背景には 10 年前の強盗事件、殺人事件が絡んでいるというストーリーだ。
主演は、主任 岬 役の 中村俊介 とコンビを組む 里中 役の 臼田あさ美 だ。
ほかの 5 人の刑事も個性的で、今後の展開を期待させる。
連続ドラマ化を意識したパイロット版かもしれないが、「スペシャリスト」のときのようなインパクトは感じられなかった。
遊井亮子 さん、嫌な女の役でした (でも、好き)。