感想 (29) 切れない糸2014年09月07日

これまで読んだ本の感想 (その 29)。

これも、身近にあるミステリーを扱った連作短編集だ。

o 切れない糸 - 坂木司

クリーニング屋 が舞台になっている。
実家のクリーニング屋を継ぐことになった主人公が、親友や周りの人々と関わりながら、身近な謎 (問題) を解決するというストーリーだ。
クリーニングに関する雑学 (薀蓄) があり、それに絡んで主人公が人間的にも、社会的にも成長していく様子が感じられる。
古本屋、珈琲屋、時計店 が舞台のシリーズと同じような設定、構成だ。
いずれも、読んだ後の何だか心温まる感じが好きだ。

再開 (1) 8.4km2014年09月13日

朝晩涼しくなったので、ウォーキングを再開した。
いつもの「ゆっくりロード」だ。
鳥や魚、木々や花はもちろん、いろいろな人が行き交っているのは相変わらずだ。
今日は、どこかの陸上部の学生の一団とすれ違った。
久しぶりなので、ペースが上がらない。
それまでは 6 km/h をキープするように心がけていたのだが...

ウォーキングを終えて、昼食にパンケーキを食べた。

    if ( pancake > walking ) ++weight;

確実に太る。

 pancake-1


「温泉若おかみの殺人推理 北海道定山渓~スイーツフェアで連続殺人!!」2014年09月13日

土曜ワイド劇場は、東ちづる 主演の「 温泉若おかみの殺人推理」シリーズ 28 作目だ。
3 月以来の新作になる。
ちなみに、先週はドラマスペシャル「だましゑ歌麿」だった (観ていない)。
今回は、札幌郊外の 定山渓温泉 が舞台になっている。
ドラマとしては、意外な展開だったのかもしれない。
ただ、いたるところにある伏線から、犯人はもちろん、途中で事件の構図まで予想ができてしまった。
前作ではすっかり振り回されてしまったので、今回も期待していたのだが...

内田康夫サスペンス・福原警部2014年09月20日

土曜ワイド劇場は、石塚英彦 主演の「福原警部」シリーズだった。
このシリーズは珍しいので調べてみると、およそ 1 年半ぶりの 5 作目になる。
ほかのドラマとは雰囲気が違っていた。
今回のメイン・キャスト 原 史奈 が演じた「お姫様」の雰囲気なのだろう。
ただ、全体的にまったりとした感じがするのは、福原警部(石塚英彦)のキャラクターだ。
ストーリーとしては、怪しい人物が多く、次々に殺されてしまい、最後に残った人物が犯人という展開はわかりやすいのだが、さらに一捻り加わっている。
真犯人は、意外というよりは、やっぱりという感じだった。
"ナイトグループ"、本当の「ナイト」は奥多摩署の 小野 刑事 だったというオチは、気が利いている (納得)。

ショカツの女9 新宿西署 刑事課強行犯係2014年09月27日

土曜ワイド劇場は、片平なぎさ 主演の「ショカツの女」シリーズ 9 作目だ。
去年の 12 月以来の新作だった。
大袈裟な 副題 から犯人の予想はできてしまうので、最後は「やっぱりね」といった感じだった。
秋本奈緒美 とかがもっと絡んでも良さそうだったし、青野 刑事(山崎裕太)にもっと働いてもらってもよかったと思う。
そういえば、新宿西署 というのは「終着駅シリーズ」の 牛尾 刑事 と同じだということに、今さらながら気がついた。