感想 (55) 十三番目の人格 ISOLA2016年07月18日

これまで読んだ本の感想 (その 55)。

ホラーは読まないつもりだったのだが、以前読んだ 浦賀和宏 から関連する作品を探していて気になったので読んでみることにした。

o 十三番目の人格 ISOLA - 貴志祐介

タイトルからして多重人格の話だろうと想像できた。
そこにエンパス (人の心が読める能力) が絡んだストーリーが面白い。
途中までは、心理学の世界が描かれていて、それだけでも十分に楽しめた。
いわゆるホラーにありがちな残酷な表現がなかったせいか、あまり怖くはなかったが、不気味な感じはした。
幽体離脱が出てくるあたりから、さすがにホラーに分類されていると納得したが、普通に SF でもいい。
後半の展開や結末は予想できたので、拍子抜けした感じがした。
結末は、何とも後味が悪い。

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