おかしな刑事 居眠り刑事とエリート女警視の父娘捜査2016年10月22日

土曜ワイド劇場は、伊東四朗 と 羽田美智子 主演の「おかしな刑事」第 13 作だった。
前作は去年の 12 月だ。

ドラマは、劇場の舞台で女優が殺された事件から始まる。
犯人はブロンズ像で後頭部を殴打して殺した後、遺体に照明を当て、芝居のワンシーンを思わせる「演出」を図っていた。
いつもなら、警察庁刑事局の警視の 真実 (羽田美智子) の登場となるが、今回は、所轄の 鴨志田 (伊東四朗) と本庁 8 係の刑事 五十嵐 (駿河太郎) がコンビを組んで捜査にあたる。
劇団の関係者が調べられ、怪しい人物が浮かぶが、物証も動機もなく、捜査は振り出しにもどる。
その後、劇団の熱心なファンにまで捜査の範囲が拡大され、鴨志田 たちの捜査も、浦和や鬼怒川/川治にまでおよぶ。
もっとも、途中の不自然なシーンから真犯人の予想はついてしまうのだが。

これまでとは大きく異なるのは、真実 が 五十嵐 刑事と付き合い始めたということだ。
今後は 五十嵐 刑事がレギュラーになるのだろうか。

警視庁の 9 係の 2 人の刑事 (吹越満,  田口浩正) が役柄そのままに出演するシーンがあったり、前作の登場した栃木県警の警部 (木村祐一) が出てきたり、遊びのある演出が楽しかった。