感想 (8) 夏への扉2013年09月08日

「おすすめ」に挙がっていたときに、クーポンを利用して購入した SF だ。
「夏の扉」ではない。
猫が好きなわけではないが、よく耳にしたタイトルなので読んでみた。

o 夏への扉 - ロバート・A・ハインライン

一言で言えば、ご都合主義的なストーリー展開と SF 的なトリックによる一個人の復讐劇といったところだろうか。
原作が書かれたのが 1957 年で、舞台となる時代が 1970 年と 2000, 2001 年。
2013 年の今から見れば、すっかり過去の話になってしまった。
SF というのは、ずっと未来をテーマにしたものだと思っていたから、何か不思議な感じがした。
言葉が古くさかったり、賞賛 (感嘆) 表現など、どうしても違和感があるからだ。
それは、宗教や文化的背景 (常識) の違いによるものなので、仕方ないのかもしれない。
あとから知ったのだが、新訳版が出ている (旧訳版を電子化したのは、そのせいか?)。
そちらの方がずっと読みやすいらしいが、まだ電子版は出ていない。
永遠の名作と紹介されていたが、いまいち微妙だと思った。

再開 8.9km2013年09月14日

朝晩少し涼しくなったので、いつものウォーキングを再開。
歩き出すとやはり暑かった。
しばらく歩かない間に、迂回していた右岸の工事が終了していた。

工事終了-1

しかしながら、通行止めは解除されない。
告知板によると、新たな工事のため来年の 12 月までは通れないようだ。
まだまだ迂回は続く。

ミステリー作家 六波羅一輝の推理2013年09月14日

売れないミステリー作家とその担当の編集者が、取材先で殺人事件に遭遇する。
架空の島を舞台に、沖縄の伝説/伝承を絡めているが、ストーリーとしてはいつもの通りといった感じだった。
全体的に映画を観ているような印象を受けたが、そう意識して撮られたのだろう。
気になる女優さんを発見。
最近、いろいろ (サスペンス・ドラマに) 出ているみたい。

感想 (9) ビブリア古書堂の事件手帖 42013年09月15日

ようやく電子化され、案内メールがあったので、購入した (クーポンが付いていたせいもある)。

o ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ - 三上延

今年初めにドラマ化された原作のシリーズ 4 作目だ。
紙本は、ドラマ放映中の 2 月に出版されいて、この 4 作目までの内容を含んでいた。
ドラマを観ていたので、展開はわかっていた。
自分の頭の中で、登場人物のイメージがドラマのキャストに置き換わってしまうのではないかと思ったが、はじめにドラマで「弟」になっていた店主の「妹」が出てきたせいで、「本」のイメージに切り替えることができた (ドラマの時期から、およそ半年経ったせいもあるだろう)。
古書を手がかりにして事件?の謎を読み解いていく話なのだが、古書に対する知識が深いわりには、全体的に読みやすく、面白かったと思う。

人類学者・岬久美子の殺人鑑定2013年09月21日

警察の人骨の鑑定に協力している人類学者が、殺人事件の真相を解き明かすというストーリーだ。
これまでは警察から持ち込まれた事件だったが、今回は恩師を訪ねて行った軽井沢で事件に関わることになる。
怪しい人物と展開、いくつもの伏線、そして犯人はやはり...。
予想通りとは言え、最後にいくつかの疑問を解決 (説明) してくれていたのが良かった。