ウォーキング 迷い道

Arduino IDE が 1.6.0 にアップグレードされ、それまで別々だった AVR (Duemilanove, Uno) と ARM (Due) の環境が統合された。
標準では ATmega1284p (Duemilanove1284p) はサポートしていないので、前回と同様の方法で対応してみることにした。
sketchbook の hardware フォルダの中に設定ファイルを配置する方法だ。

 1. hardware/arduino をコピーし、arduino の代わりに ATmega1284p と名前を変える (sketchbook/hardware/ATmega1284p)
 2. ATmega1284p では、sam フォルダを削除し avr フォルダを残す
 3. ATmega1284p/avr では、bootloaders, variants フォルダと board.txt, platform.txt を残す
 4. ATmega1284p/avr/bootloaders では、optiboot フォルダのみ残す
 5. ATmega1284p/avr/bootloaders/optiboot に optiboot-v5.0a で作った optiboot_atmega1284p.hex をコピーする (ほかの hex ファイルはいらない)
 5. ATmega1284p/avr/bootloaders/optiboot の  Makefile, optiboot.c, pin_defs.h を修正して Duemilanove1284p (ATmega1284P) に対応する
 6. ATmega1284p/avr/variants では、standard フォルダのみを残す
 7. ATmega1284p/avr/board.txt, ATmega1284p/avr/platform.txt を修正して Duemilanove1284p (ATmega1284P) に対応する
 8. ATmega1284p/avr/variants/standard/pins_arduino.h を修正して Duemilanove1284p (ATmega1284P) に対応する

これで、Arduino IDE を起動すれば、ツール/マイコンボード で Duemilanove1284p が選択できるようになる。